地域別のフリーター数、ニート(若年無業者)数が労働経済白書によって公表されているので、これをグラフにするとともに、原資料となっている労働力調査による地域別年齢別人口との対比で、フリーター数、ニート数の人口比を算出して、合わせて、グラフにした(実数の桁数が小さいので2カ年の平均値を算出した)。

 なお、地域別ニート数については、国勢調査による都道府県別ニート数、同比率を、別途、図録7364に示している。

 フリーター数の地域分布については、首都圏を抱える南関東、及び近畿で多いが、人口比を見ると、東北、近畿、九州で、7%弱と高い比率を示しており、逆に、低い比率の地域としては、北陸、東海、四国が目立っている。フリーターについては、全国的な分布となっており、特に、大都市圏で比率が高いわけではないことが分かる。

 ニート比率については、ほぼ、西高東低の状況を示しており、この点は、国勢調査によるニート比率(図録7364参照)と同様の結果となっている。フリーターと同様大都市圏への特段の片寄りはなく、ニート問題は全国的な問題であることが分かる。

(2006年8月8日収録、2007年8月13日更新)


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