内閣府の世論調査によれば、東京都区部では、自家用車を持っていても、徒歩圏(歩いていける距離)について「主に自家用車」で移動している人は1割以下であるが、小都市や町村では5割を越えている。つまり、地方では歩いていける距離でもクルマを利用する人が半数以上である。 自転車で行ける距離でも同様の結果である(徒歩圏より「主に自家用車」の比率が少し低いのは、徒歩圏の結果の方が自転車を持っていない者を含んでいるので自家用車利用がやや多く出ているためだと思われる)。 今後の意向についても徒歩圏、自転車圏について、全体に自動車利用の継続意向が4割〜6.5割と多くなっている。特に、小都市や町村では「今後はできるだけ徒歩・自転車」が少なく、「今後も自家用車」が半数以上となっている。 地方圏ではいかに抜きがたくクルマ社会となっているかを示しているデータである。 (2010年4月14日収録)
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