欧米や中東の地域、あるいはインド、日本などでは「アマゾン」、中国、東南アジアでは「アリババ」、中南米では「メルカドリブレ」がトップシェアとなっている国が多いことがわかる。 この3つのサイトではなく、各国固有の販売サイトの場合もかなりある。そうした場合で小さな国の場合は、色塗りだけではどのサイトかを判別するのは難しいが、国別のドメイン名やurlを見れば、ほぼ同定することが可能である。 例えば、凡例にheureke.czとあるが、.czはチェコのドメインなので、チェコではこの販売サイトが支配的だということが分かる。また、tokopedia.comはネットで検索するとインドネシアの販売サイトなので、そこではそのサイトが主流だということが分かる。 国別のドメイン名がどの国か、特定サイトがどの国でトップの販売サイトかは(注)に記載したので見てほしい。 韓国はNodataになっているが、現代ビジネス(2021.6.8)によると「韓国のアマゾン」と呼ばれるクーパン(coupang)が首位という。クーパンは2010年創業で孫正義のビジョンファンドから2度にわたって計30億ドルもの投資を受け、2014年に「翌日配送」を掲げる「ロケット配送」を武器にネット通販トップに浮上した。 消費者への販売だけでなく、企業間取引や貿易への電子商取引(e-commerce)の影響については、上記報告書を参照されたい。 (2021年6月24日収録、7月2日韓国クーパン)
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