代表的な興奮性の違法薬物であるコカインの使用割合(15〜64歳が対象)をOECD諸国にインド、インドネシアなどを加えた国について示したグラフを掲げた。

 OECD全体では、1.17%と100人に1人強が過去1年間にコカインを使用しているが、最も使用率が高いオーストラリアでは4.2%と20人に1人近くが使用している。

 オーストラリアに次いでコカイン使用が多い国は、英国、スペイン、オーストリア、米国など2%以上の国であり、英語圏諸国が多い点が特徴となっている。

 逆にコカインの使用が少ないのはインドネシア、日本、インドのほか、スロバキア、ハンガリーなど東欧諸国が目立っている。

 主要先進国の中では日本が0.08%と非常に使用率が低くなっている。その他の主要先進国の中で最も使用が少ないのはドイツであるが、1.1%とほぼOECD平均に達している。その他、イタリア、フランス、カナダなども英米と並んでOECD平均以上の使用率となっている。

 こうした分布を見ると、日本は例外であるが、コカインを買うことができる豊かな国で使用が多くなっているととらえられよう。

 麻薬カルテルの本拠地として知られるメキシコやコロンビアの使用率はOECD平均よりも低くなっており、高級魚を食べているのは地元漁獲国ではなく、むしろ、豊かな国であるのと同じ状況にあると考えられる。

 対象として取り上げたのは世界41カ国であり、具体的には図に掲げた順に、インドネシア、日本、リトアニア、スロバキア、トルコ、インド、ポルトガル、イスラエル、ハンガリー、ポーランド、ギリシャ、ルクセンブルク、ルーマニア、ブルガリア、コロンビア、チリ、ノルウェー、スロベニア、メキシコ、スイス、チェコ、フィンランド、エストニア、アイスランド、ドイツ、イタリア、スウェーデン、ラトビア、コスタリカ、ベルギー、デンマーク、フランス、クロアチア、カナダ、オランダ、アイルランド、米国、オーストリア、スペイン、英国、オーストラリアである。

(2024年3月24日収録)


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