大麻汚染の状況について、UNODC(国連麻薬・犯罪局)の”World Drug Report 2008”から年間乱用人口比率の国際比較グラフを掲げた。

 大麻汚染の状況は国によって大きな違いがある。

 主要先進国の中では、カナダが17.0%と最も高く、米国、オーストラリア、イタリア、スペインが10%以上でこれに続いている。

 途上国では、パプアニューギニア、ガーナ、ナイジェリア、ジャマイカといった諸国で大麻汚染率が高い。

 アジア諸国は概して大麻汚染率が低く、フィリピンでも4.2%、タイ、インドネシア、ベトナムでは1%以下である。日本、韓国は中でも大麻汚染率が低い点が目立っている。

 対象として取り上げたのは世界44カ国であり、具体的には図に掲げた順に、イタリア、スペイン、スイス、フランス、英国、オーストリア、アイルランド、オランダ、デンマーク、ドイツ、ロシア、フィンランド、ポルトガル、スウェーデン、ポーランド、トルコ、ギリシア、カナダ、米国、ジャマイカ、アルゼンチン、メキシコ、ブラジル、コロンビア、パプアニューギニア、オーストラリア、イスラエル、フィリピン、イラン、アフガニスタン、インド、マレーシア、スリランカ、タイ、インドネシア、ベトナム、日本、韓国、ガーナ、ナイジェリア、エジプト、南アフリカ、ケニア、リビアである。

(2009年4月7日収録)


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