日本農業は昭和1桁台が支えてきたといわれる。2010年には昭和1桁台の人間は75〜85歳に達している。 図からも分かるとおり、なお、日本農業は75歳以上の農業者が数的にも大きい。高齢者の定義である65歳以上で見てみると農業従事者の39.9%、農業就業人口の61.6%は高齢者である。 男女別に農業が主の農業就業人口の年齢構成をみると45歳代〜69歳代では男より女の方の人数が上回っており、女性の果たす役割が大きいことがうかがえる。 日本の食料自給率の向上が目指されているが、こうした農業の担い手の高齢化が最大の隘路となっていることは間違いない。 なお以下に食料・農業・農村白書から、農業者の年齢構成の国際比較を掲げたが、日本の農業者の高齢化は他国と比較しても著しいことが分かる。 (2008年10月1日収録、2013年4月27日更新)
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