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1996年英国保健相がBSE(ウシ伝染性海綿状脳症、通称狂牛病)が人間に感染する可能性を認めたことから牛肉の家計消費は同年4月から毎月1000グラム前後の水準が800グラム台へと急落した。 その後も牛肉消費は低迷していたが、2001年9月に日本初のBSE感染牛が見つかり、さらに急激に消費量は下落した。全頭検査の体制が整い、一時期300〜400グラム台に落ちていた消費量は2002年には600グラム台を回復するに至った。 ところが日本への主要な牛肉輸出国である米国で2003年12月にBSE感染牛の存在が公表、ただちに禁輸されたため2004年1月、2月の消費量はそれぞれ対前年同月比14%減、17%減の525グラム、520グラムとなっている。輸入牛の多くは牛丼など業務用に使用されており、家計消費に対する影響は2割以下に抑えられている。3月は611グラムと対前年同月比9.6%と落ち込み幅1割を切った。4月以降も購入量は減ったままである。2005年12月に月齢20カ月以下に限定して輸入が解禁されたが直後特定危険部位の混入問題で再度禁輸され7月に再度再開された。もっともそれ以降も家計消費については牛肉消費が回復しているという状況にはない。 このように日本の牛肉の家計消費量はBSEにより大きく影響されてきている。 (2004年9月24日データ更新、2006年4月26日更新、2008年4月3日更新)
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