なぜ、男子は突然、草食化したのか 統計データが解き明かす日本の変化 書評

北海道新聞
2019年6月16日

どうしん電子版
〔読書ナビ〕 ”統計探偵”が追う社会の謎 評者:根井雅弘(京都大教授、経済学)

(一部引用)

 本書は「統計探偵」を自称する著者が、統計データをめぐる謎を究明するというコンセプトで書かれた好著だ。...読者はいつの間にか統計データに隠された謎解きのスリルを感じるようになる。

(中略)

 もちろん、著者は、近頃問題になった政府の統計不正には厳しい目を向けている。2007年の統計法改正は国民の「合理的な意思決定」に資するためのものだったはずだが、その精神が生かされなかったと。統計探偵として当然の反応だろう。痛快な1冊である。
ダ・ヴィンチニュース
2019/6/29
リンク
なぜ日本の男子は草食化した?JKって何であんなに楽しそうなの? 統計という名の知的エンタメで日本の謎を解く!(文=ジョセート)
週刊エコノミスト
2019年7月2日号

エコノミスト Online
〔書評〕話題の本
 信頼できる統計データは、時に常識や思い込みを覆し、正しい世界像を目の前に提示してくれる。本書は「統計探偵」というユニークなコンセプトのもと、統計を根拠にした疑問形で現在の日本の姿をあぶり出す。「東京一極集中なのに、なぜ日本人は移動しなくなったのか」「日本人はいつから貯蓄しなくなったのか」「長時間労働は減っているのに、過労死が注目されるのはなぜ」。これらの疑問を検討することで日本社会の「本当の姿」が見えてくる。
宣伝会議
2019年8月号
〔今月の注目の書籍〕
統計データが浮かび上がらせる日本社会のナゾと不思議を、エドガー・アラン・ポーを師に「統計探偵」が真実に迫る。日本の女性はなぜ、どんどんキレイになっているのか。「エンゲル係数」はなぜいま上昇しているのか。「日本階級社会化」説はなぜ間違いなのか。など、統計データをもとに日本社会の変化を明らかにする。
NIKKEI STYLE
ブック
2019/7/6
リンク
若手リーダーに贈る教科書
草食男子が増えた真の理由とは 統計分析で崩れた常識
評者:日本経済新聞出版社・雨宮百子

Yahoo Newsでも収録〔7/8(月) 6:20配信〕
コロンブス
2019年8月号
〔読書の時間〕統計データ分析から読み解く地域の実像
 評者:渡部 晶(沖縄振興開発金融公庫副理事長)

(一部引用)

PART1では、県民「のんき度」ランキングを掲載。トップが沖縄で、北海道も上位に位置する一方、福島県をはじめとする東北の太平洋側が最下位グループにあることが示されていた。しかし、これが「精神的充実度の意識と食い違うという分析も示唆深い。統計データ分析の奥深さを楽しみながら読めるオススメの一冊だ。
日本経済新聞
2019年8月3日

電子版
なぜ、男子は突然、草食化したのか 本川裕著 意外な社会示す統計データ

(一部引用)

...著者は高齢者を除いたジニ係数のデータを探し出す。それで見ると日本は1980年代から独仏よりも高い水準だった。日本社会に格差があるとすれば、それは結構以前からだったという意外な姿が現れる。

統計は扱い方次第で世の中を不幸な方向に導く恐れもある。よくよく検証することが必要だ。本書では統計を見る際の注意点などもまとめている。統計データに関心を持つ第一歩としてもお薦めの一冊だ。
北日本新聞
2019年8月10日
webun
webunでもう2冊
■グラフが語る日本の実態
 「統計データを集めた本」と聞くと、文系人間は難しい内容かと一瞬身構えますが、読んでみる…



なぜ、男子は突然、草食化したのか 統計データが解き明かす日本の変化 主要SNS記事


51Blog
2019/05/26
リンク
『なぜ、男子は突然、草食化したのか』本川 裕

・いつから男子は淡白になったのか?
・2倍以上になった家計の通信費負担
kuro-46のブログ
2019-06-08
リンク
【読書】なぜ、男子は突然、草食化したのか 統計データが解き明かす日本の変化

草食男子だけでなく、それ以外にも下記のような分析をたくさん行なっていて、統計データを見ることの楽しさを知りました。

日本の通信料は特に高くはないのに、日本の通信費が世界一高いのはなぜ?
なぜ金沢が和菓子・洋菓子ともに一番の消費都市なのか?
長時間労働が減っているのに、過労死が注目されるのはなぜ?

ファクトフルネスのような本も増えてきているなと感じました。
カフェは私の仕事場です(ブログ)
2019年06月08日
リンク
統計データの分析視点を身に着けられる実に良い書籍である
「なぜ、男子は突然、草食化したのか 統計データが解き明かす日本の変化」

・是非、多くの人に読んでほしい「なぜ、男子は突然、草食化したのか」
・読後の所感として。例えば「失業率の地域差」についての分析
・そのほかにも多数のトピックがありとても楽しめる書籍
masuyama_books
06/10/2019
pictame
本川裕『なぜ、男子は突然、草食化したのか』 男子の草食化は高校教員をやっていても感じていたので、タイトルに惹かれて手にしました。 買うかどうか迷って中身をパラパラ見てると、かなり統計資料があったので、エビデンス好きな私はすぐに購入。 実際には、タイトルのようなエピソードが21個紹介されており、作者が自らを「統計探偵」と呼ぶように、統計から真実を突き止めようとしている本です。 草食男子で一冊書かれていると思って買ったので、その点では拍子抜けしましたが、面白くて結局あっという間に読破。 1ヶ月前くらいにFUCTFULLNESSという本も読んでいたのですが、データを正しく読む方法という点ではかなり似た本でした。 改めて統計の説得力と魅力を実感しました。
MIRIKO
2019年6月27日
ツイート
最近、「なんとなく常識的にこうだよね」「前提みんなわかってるよね」みたいなことが多くて「根拠/前提はなんじゃい!」ともやもやしていたからか、ふと気になって衝動買い。定説が覆されたり、定説の根拠が意外だったりしてめっちゃおもしろい。『なぜ、男子は突然、草食化したのか』
上野則男のブログ
2019年8月21日
リンク
「なぜ、男子は突然、草食化したのか」
【このテーマの目的・ねらい】
目的: 
 「なぜ、男子は草食化したのか」について考えていただきます。
 統計解釈の奥深さ・楽しさを感じていただきます。
ねらい:
 統計解釈にもっと関心を持っていただきます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「なぜ、男子は突然、草食化したのか」は、
知る人ぞ知る、統計解析の大家である本川裕氏の書かれた
日本国の統計の解析を集大成された本です。
極東ブログ [書評]
2019年8月27日
リンク
昔読んだ、『やばい経済学』系の本かあ、と、エンタテインメント気分で読んでいくのだが、なんだろう、迷宮に囚われた気分になる。どこかに出口があるはずだと思っていたのに、違うなあという感じだ。

 政治や社会批判のネタ的な話題でいうと、第20章『長時間労働は減っているのに、過労死が注目されるのはなぜ?』も興味深い。まず、前提として、「長時間労働は減っている」のがファクトだ。では、過労死が注目されるのはなぜ? 本書は統計から仕事のストレスに注目していく。そして、こう言う。「したがって、過労死対策についても単に長時間労働を減らせばよいというものではない。過労死対策は、パワハラなど職場の人間関係、あるいは非正規化や顧客重視にもとづくストレス増大への対策も含めた総合的なものでなくてはならない」。

 たぶん、そうだろう。そして、内閣府もそう考えているのではないだろうか。私は最近思うのだが、政治批判として取り上げられているネットの話題が、なんとも昭和臭いのだ。人々が高齢化して政治意識・政治批判意識が保守化しているのではないか。なのに、日本社会の実態はそうした古臭い批判像とは、かなり異なっているのではないかと思う。
毎日19:00に書評ブログ
2019年10月14日
リンク
野菜を食べてるから?【なぜ、男子は突然、草食化したのか】
ゴロゴロトーキング ? A podcast on Anchor
2019年10月21日
リンク
ハリーとヤーマンがおすすめの本を紹介するポッドキャスト

28. なぜ、男子は突然草食化したのか?