観光分野の基礎統計として新たに「宿泊旅行統計調査」が2007年から四半期毎に実施されるようになった。これは、@全国統一基準で、A全都道府県を対象に、B従業者数10人以上のホテル・旅館・簡易宿所の宿泊者数を調べる統計調査である。なお、2010(平成22)年第2四半期(4月〜6月)調査から、C従業者数10人未満のホテル、旅館、簡易宿所、会社・団体の宿泊所などについてもサンプル調査による調査対象とされている。

 ここでは、2014年の国籍別(出身地別)の外国人宿泊者数(延べ人数)を示した図録を作成した。

 3,124万人の外国人宿泊者数のうち、国・地域別では、台湾が794万人と最も多く、中国、韓国、米国、香港、タイと続いている。これら5地域と比較するとカナダ、英国以下の諸国の宿泊者は余り多くない。すでにアジアからの観光客・宿泊客が中心を占める状況がうかがえる。

 訪日外国人数では韓国が1〜2位と多いが(図録7200)、宿泊者数では3位と少ないのは、親族・友人宅等に宿泊するものも多いためと考えられる。

 都道府県別の国籍別外国人宿泊者数を見ると、地域によって、宿泊している外国人がかなり異なっている。

 栃木、広島では米国人が最も多い。この他、米国人は東京や大阪といったビジネス都市と京都など典型的な観光地に集中してる。

 北海道と沖縄で台湾人が多い点が目立っている。台湾人は北陸や長野などでも最多となっている他、九州でも韓国人に次いで数が多い点が特徴的である。

 韓国人は福岡、長崎(対馬を含む)、熊本、大分といった九州地域で宿泊者数が多いのが目立っている。

 中国人は、拠点空港のある東京、大阪、愛知など大都市を中心にしているが、静岡、山梨で多くなっており、富士山人気が中国人の間で高いことがうかがわれる。

 香港人は、東京、大阪といった大都市を中心にしているが、北海道、沖縄も多い。

(2007年6月15日収録、2008年4月15日更新、2011年10月11日更新、2015年11月19日更新)


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