主要国のGDP規模は図録4550に棒グラフで示したが、ここでは、国別の経済規模(GDP規模)にそって国境線を変形して描いた世界地図を掲げる。出所となった世銀の世界開発報告書2009(Geography in motion: The Report at a Glance: Density, Distance,and Division,p.xxi)ではこの図に「市場は世界をどう見ているか」という表題をつけている。

 このGDP規模比例の世界マップは、米国、欧州、東アジア(日中韓台)の3大経済圏の規模の大きさと他の地域の相対的な小ささを示している。

 特に島国日本はもともと面積が小さいため、いびつなほどの大きさが目立っている(英国も経済規模が大きな島国であり同様な印象)。

 また、中南米やアフリカ、特にアフリカは大きな面積の大陸が大いに縮まっている点が印象的である。

 経済規模比例でなく人口規模比例の変形世界マップは図録1166参照。

 なお、図録6301に、GDP(国内総生産)ではないが国民所得の規模で経済規模をあらわした同様の世界マップの新しい年次のものを世界開発報告書2016から掲げているので参照されたい。

 また経済規模を密度で表示した世界地図、また経済規模に比例して夜の灯りが明るい様を示した世界地図が図録9050にあるので参照されたい。

 日本、米国、中国、EUの名目GDPの推移については図録4555参照。

(2009年2月26日収録)


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