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１人当たりのGDPの指標には、現地通貨ベースのGDPをその時の為替レートで米国ドルに換算したものと、購買力平価（PPP）、すなわち一定の種類と量の財・サービスを購買するために各国の通貨がどのくらい必要かのレートで換算したものとがある。単純に経済力を測るためには前者が用いられるが、国民にとっての豊かさや富の量を実質比較するときは後者がしばしば用いられる。前者は図録4540で掲げ、ここでは、後者を用いた。（後者を使った他の例としては平均寿命との相関を図録1620で、また貧富の格差との相関を図録4650で示した。） １人当たりGDP（PPPベース）の世界１位はルクセンブルク、第２位以下はアイルランド、シンガポール、カタール、スイス、アラブ首長国連邦、サンマリノ、ノルウェー、米国と続いている。日本は36位である。上位国の多くはカタール、ブルネイ、クウェート、ノルウェーといった産油国である。 日本をはじめ先進国の1980年以降の順位の変化については図録4542を参照されたい。 １人当たりGDP（PPPベース）が1万ドル以上の国はグアテマラまでの126カ国である。 １人当たりGDP（PPPベース）が456ドル以下は１日１.25ドル以下の貧困国であるが、2022年には南スーダン1か国が該当している。 取り上げている196カ国は、具体的には、1人当たりGDP（PPPベース）の大きい順に、ルクセンブルク、アイルランド、シンガポール、カタール、スイス、アラブ首長国連邦、サンマリノ、ノルウェー、米国、デンマーク、オランダ、ブルネイ、台湾、香港、アイスランド、オーストリア、サウジアラビア、アンドラ、スウェーデン、ドイツ、ベルギー、オーストラリア、マルタ、フィンランド、バーレーン、カナダ、フランス、マカオ、英国、韓国、イスラエル、ニュージーランド、イタリア、キプロス、クウェート、日本、スロベニア、アルバ、チェコ、スペイン、リトアニア、エストニア、ポーランド、ガイアナ、ポルトガル、ハンガリー、バハマ、プエルトリコ、スロバキア、クロアチア、パナマ、トルコ、ラトビア、セーシェル、ルーマニア、オマーン、ギリシャ、マレーシア、モルディブ、ロシア、ブルガリア、カザフスタン、チリ、トリニダードトバゴ、ウルグアイ、セントクリストファーネビス、モーリシャス、アルゼンチン、モンテネグロ、コスタリカ、セルビア、ドミニカ共和国、アンティグアバーブーダ、メキシコ、ベラルーシ、中国、タイ、リビア、ジョージア、マケドニア、赤道ギニア、トルクメニスタン、ブラジル、イラン、グレナダ、コロンビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ボツワナ、ガボン、アルバニア、セントルシア、アゼルバイジャン、アルメニア、スリナム、バルバドス、セントビンセント・グレナディーン、エジプト、南アフリカ、モルドバ、ペルー、フィジー、インドネシア、コソボ、パラグアイ、パラオ、スリランカ、モンゴル、ドミニカ、ベトナム、ブータン、アルジェリア、ウクライナ、エクアドル、チュニジア、ジャマイカ、キューバ、ヨルダン、イラク、レバノン、スワジランド、エルサルバドル、ナミビア、ナウル、ベリーズ、フィリピン、グアテマラ、ボリビア、モロッコ、ウズベキスタン、カボベルデ、ラオス、インド、バングラデシュ、ベネズエラ、ニカラグア、モーリタニア、東ティモール、アンゴラ、ホンジュラス、ガーナ、パキスタン、トンガ、ジブチ、コートジボワール、シリア、西岸及びガザ、ケニア、キルギス、ナイジェリア、サモア、カンボジア、マーシャル諸島、ツバル、コンゴ、タジキスタン、ミャンマー、ネパール、カメルーン、スーダン、セネガル、サントメプリンシペ、ベニン、ザンビア、ミクロネシア、エチオピア、タンザニア、コモロ、パプアニューギニア、ハイチ、レソト、ウガンダ、ギニア、ギニアビサウ、ルワンダ、バヌアツ、ガンビア、ジンバブエ、トーゴ、ブルキナファソ、マリ、ソロモン諸島、キリバス、イエメン、シエラレオネ、ソマリア、マダガスカル、チャド、北朝鮮、リベリア、マラウイ、ニジェール、モザンビーク、コンゴ民主共和国、中央アフリカ、ブルンジ、南スーダンである。 （2012年7月18日収録、11月28日更新、2013年10月9日更新、2014年10月8日更新、2015年10月14日更新、2022年12月25日更新、2024年1月16日更新）
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