NHKの放送文化研究所では2007年に全国300地点、16歳以上の国民3,600人を対象に今の日本人が好きだと感じているものの調査を行っている(有効回答率66.5%)。

 ここでは、日本人の好きな山と川についてランキングをかかげた。資料はNHK放送文化研究所世論調査部「日本人の好きなもの」(2008年)である。

 好きな山ベスト10はランクの高い順位に、富士山、阿蘇山、立山、桜島、穂高岳、大雪山、八ヶ岳、白馬岳、蔵王山、乗鞍岳である。

 好きな川ベスト10はランクの高い順位に、四万十川、最上川、信濃川、利根川、木曽川、長良川、石狩川、天竜川、北上川、十勝川である。

 山は富士山、川は四万十川が2位以下を大きく引き離してトップである。富士山は1983年でもトップだった日本人にとってワンアンドオンリーに近い山であるが、川は清流である点が人気となり2007年調査で新たに選択肢に加えられた川であるがいきなりトップに躍り出たものである。

 2007年の結果を24年前の1983年と比較すると順位の変化もさることながら、比率がいずれも低下しているのが目立っている。山や川を具体的に愛でる心が全体に減退してきていると単純にいってよかろう。生活の中で種々の自然と深いかかわりをもっていた高年層が引退し、自然からやや遠ざかり、具体的に自然に興味を抱けない若年層が増えていっている結果なのであろう。これは花や木にも当てはまっている傾向である(図録3991)。

 順位の変化としては、山については、富士山と阿蘇山が1〜2位で変わらないが、3位が蔵王岳から立山に代った。川については、1位だった木曽川が5位に、2位だった石狩川が7位へと順位を下げている。

(2018年12月4日収録)


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