各国で興味・関心が持たれているスポーツのベストテンを国際アンケート調査の結果をもとにグラフにした。実際に、したり、見たりしているスポーツの割合によるスポーツ愛好度については図録3989t、図録3989u(予定)参照。

 日本と米国では、他の3国と異なり、野球が1位であり、しかも、回答率が50%前後と他の国の1位よりかなり高いレベルとなっており、2位以下を大きく引き離している(特に日本)。この2国で野球がいかにさかんかが知られる。逆に、英国、フランス、ドイツでは、野球はベストテンにも登場しない不人気スポーツであり、日米と対照的である。

 英国とドイツではサッカーが1位であり、特に英国では2位の水泳をかなり引き離しており、サッカーがさかんなことがうかがわれる。ドイツでは2位以下の水泳、陸上競技などの回答率も高く、スポーツ全般に関心が高いことが分かる。

 1国でしかベストテンにあらわれない特徴あるスポーツとして目立っているのは、
 日本:マラソン・駅伝、相撲
 米国:アメフト、バスケット、ホッケー
 英国:乗馬、バドミントン、ラグビー(フランスも)
 ドイツ:サイクルスポーツ
である。

 フランスは、テニスが1位で、サッカーが6位と他国に比べ低いのが特徴である。フランスは1998年ワールドカップ・フランス大会で優勝したのに(図録3979参照)、サッカーの関心度が低いのは意外である。登山・ワンゲルが4位と高いのも特徴である。

 水泳は、日米は順位が低い(特に日本は6位と低い)が、その他の国では、いずれも2位となっており、人気スポーツである。

 なお、各国のベストテンに登場したスポーツをすべて掲げておくと、アイススケート、アメフト、ゴルフ、サイクルスポーツ、サッカー、乗馬、水泳、スキー・スノーボード、相撲、体操、釣り、テニス、登山・ワンゲル、バスケット、バドミントン、ボクシング、ホッケー、マラソン・駅伝、モータースポーツ、野球、ラグビー、陸上競技の22種目である。

(2006年12月20日収録)


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