東大生の崇拝する人物についてのアンケート調査の結果のベストテンを戦前と戦後について示した。

 戦前は西郷隆盛がトップ、ゲーテが第2位となっており、戦後は、シュヴァイツァーがトップ、マルクスが第2位となっている。

 戦前は東郷平八郎や乃木希典といった軍人、あるいは釈迦、日蓮といった宗教家が入っているのに戦後はそうした種類の人物はいない。

 戦後は戦前と異なりマルクス、毛沢東、レーニンといった左翼思想家、革命家が多く登場している。

 いずれにせよ戦前と戦後でダブっている人物がいないのも戦前と戦後の大きな変化をあらわしてといえる。

 戦後といっても1963年とふるく、現在同様なアンケートを行ったらまるで登場する人物は異なるであろう。知りたいところである。

 崇拝する人物を掲げると、得票率の高い順に戦前は西郷隆盛、ゲーテ、キリスト、東郷平八郎、釈迦、吉田松陰、カント、乃木希典、日蓮、野口英世、戦後は、シュヴァイツァー、マルクス、矢内原忠雄、ラッセル、リンカーン、ベートーベン、福沢諭吉、毛沢東、ナポレオン、レーニンである。

(2008年5月16日更新)


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